新潟県長岡市の現場に向かう途中、北北西方向の空に巻雲が現れました。この日、現場の車載温度計は41℃。酷暑が続いておりましたが、空の雲は秋の気配を感じさせてくれました。巻雲は青空に刷毛で伸ばしたような形の白い雲で、細い雲片がぼやけず輪郭がはっきりして絹のような光沢を持つのが特徴です。俗称はすじ雲とも呼ばれます。
巻雲ができる高度は上空5km~13km付近で、上層に発生する雲の中でも最も高い高度に出現することが多い雲です。日本では春や秋に多く見られます。夏の積乱雲から秋の巻雲へ…安全パトロールの道すがらにも季節の移り変わりを感じます。