[作 詞]
勝 承夫
かつ・よしお
(1902~1981)
・東京生れ 東洋大学卒
・詩人
詩話会編「日本詩集」1920年版に新人として登場、やがて先輩詩人に対抗して井上康文らと詩人会を結成し「新詩人」(大正10年5創刊)を出した。
またこれも「日本詩人」に対抗して東洋大学出身の岡本 潤、角田竹夫らと「紀元」(大正12年10創刊)を出し、若い世代の詩人として活躍した。
詩集「惑星」(大正11年6抒情詩社)「朝の微風」(大正12年3交蘭社)「白い馬」(昭和8年10素人社書屋)「航路」(昭和22年8多摩書房)があり、童謡「歌の町」組曲「生活の歌」「若い合唱」の作詞でも知られている。昭和19~23年、家族は須賀川に疎開、長男秀夫氏は、県立安積中学校(旧制)に通学。
須賀川市歌「わが須賀川」、それに、須賀川市立第一、第二、仁井田、西袋の各小学校、第三、仁井田中学校、そして、須賀川高校、及び同女子高校(旧)の校歌の作詞者である。
[作 曲]
平井康三郎
ひらい・こうざぶろう
(1910~2002)
・高知県伊野町生れ 東京音楽大学卒
・作曲家 指揮者 バイオリニスト
・元 大阪音楽大学教授
紫綬褒章(昭和48年)勲四等旭日小綬章(昭和57年)など受賞
交声曲「大いなる哉」でデビュー。「平城山」「ゆりがこ」など日本の歌曲を手がけ、琴のコンツェルト、邦楽器による合奏曲と作曲は多彩。
作品には「大仏開眼」「九十九里浜」、歌曲集「日本の笛」「平井康三郎名歌曲集」、交響詩「土佐風土記」著書に「作曲指導」「合唱編曲法」、監修書に「日本わらべ歌全集」(共監修)などがある。