直径0.3~2mm 程度のスチレンビーズ(粒子)に熱を加え、用途に応じ所定の倍率に一次発泡させます。これを、製品の形状とした金型に入れ、蒸気加熱することに更に膨張(二次発泡)し、粒子同士が融着し、所定の寸法・形状の製品が成形されます。二度にわたる加熱工程と成形品の乾燥工程により、粒子が独立気泡となることにより、高い断熱性が発揮されます。
建材用途としては、厚み20~50mm 程度の板状製品(ボード)を土間の断熱・かさ上げ材として使用することが代表的な用途です。
ボード以外にも、金型にて成形するため、希望の形状に一体成形できる特徴があります。これにより、所定の形状を持つ断熱材、建築資材製品とすることが可能となります。また、各種建築資材と複合させることにより、ユーザーニーズに応じた性能、形状の製品を提供しています。
種類 | 長さ(mm) | 幅(mm) | 厚さ(mm) |
3号品 | 1,830 | 925 | 20・25・30・50 |
1,820 | 910 | ||
2,000 | 1,000 | ||
特号品 | 1,830 | 925 | |
1,820 | 910 | ||
2,000 | 1,000 |
最大寸法 長さ2000×幅1000×厚さ500 の範囲でご注文に応じ、作成いたします。 |
液化した原料と発泡剤を高温・高圧化でよく混ぜ、通常気圧・温度に吹き出させることで連続的に発泡・効果させ、これを必要な大きさの板に切断して製造します。この連続的に製造す方法のため「押し出しボード」と呼ばれています。
製法上、ボード形状となるため、建物の屋根、外壁、床・土間の断熱材、あるいは建築・土木のかさ上げ材として多く使用されています。
気泡の大きさが100ミクロン未満という極微細気泡構造であるため、熱伝導率(λ)が0.020[W/m・K]と断熱性能として最高レベルにあります。
その為、RC建築物の断熱補強や木造の外張り断熱用途において、必要な断熱性能を得るのに、必要厚さが薄くて済み、建物の納まり上、大変有効になります。各種防耐火構造認定を取得しております。また、不燃認定を所得した製品もラインアップしております。
電子線架橋による独立気泡の高発泡ポリエチレンフォームで断熱材、防露性などに優れており、熱融着(接着)・ロールフォーミングなどの加工・施工性にも性能を発揮します。金属折板屋根用の断熱材として使用されます。